2011年1月6日木曜日

韓国に見習うべき対中の中国漁船を取り締まる姿勢

日本の10代の若者に「去年、最も関心があった重大ニュース」をアンケートした結果、尖閣問題がトップになったそうです。
今さら尖閣問題についてあれこれ考えるより、先日韓国で起こった同じような問題の方が興味深い。

韓国の排他的経済水域で、韓国の海洋警察の警備艇が違法操業中の中国漁船を拿捕しようとした際に、中国漁船が巡視船に体当たりして、そのはずみで漁船が転覆、中国漁民1人が死亡し、1人が行方不明となった事件。
違法漁船の中国漁民が、スコップや鉄パイプで韓国の警官に抵抗して、韓国警官4人が骨折などのけがをした。
尖閣での衝突も大なり小なり同じだろうから、取り締まる方もホント、命がけですね。
それと、韓国が年間100隻以上の違法操業中国漁船を拿捕し、高額の罰金をとってから釈放しているということ。
罰金が払えなければ当然、懲役刑で、実際に服役している例は少なくないそうです。中国側も、今回の事件についてはほとんど論評していない。

本来なら、日本政府も同様の措置をとっていいはずだ。なぜ韓国にできて日本にできないか。
なぜなんだろう?
韓国・北朝鮮と中国の間にはむしろ、日中間より根深い歴史と領土の問題があると思うし、小国としていかに大国・中国を利用し、また対決するべきかという経験値が日本よりはるかに高く、こういう主権をめぐる問題で妥協してはいけない
ことを知っているのだと思う。

やはり今現在のような世界情勢の中で日本のかじを取るのは「ガチ」な根性と信念を持った人でなければムリなのは明白なような気がする。
多少、横暴で独裁的であったとしても・・・かな?