2011年12月8日木曜日

ついでにサンタナ。


ついでにサンタナ。
好きなギタリストなんで一応ひと通り何回か聴きなおした。
はっきりわかったのは、いわゆる「売れ線」のアルバムはイカンかった。
「哀愁のヨーロッパ」なんていうのは最悪に近いレベルで、もうちょっとアレンジなんとかならんかったの?と思ってしまいます。
トータル的にベスト盤は初期の名作「キャラバンサライ」だと思うので、若くして成し遂げてしまった感がありますが、個人的にベスト盤はマクラフリンとの共演の「魂の兄弟たち」しかない!
これのAmazonでの評価はサンタナにおいては最低に近いレベルなのだが、みんなはどこを聴いてるんだろう?と思ってしまう。
サンタナはこの路線を突っ走りたかったのだろうけど、売れ線を作らないとレコード会社ともめるわなあ。
結果的に、また売れ線路線に軌道修正してグラミーやら何やらと超ビッグアーティストになりましたが、私的にはこの段階で終わったと思う。
日本公演のライブ盤「ロータスの伝説」あたりが落とし所か・・・・?

ブルースギター聴き込みました的な感想。




この2ヶ月ほどの間、思うところあってBluesギターの変遷をじっくり聴き込んだ。
1930年代のロバートジョンソンから、50年代の3大キングやTボーン、60年代に入ってのオーティスラッシュとか、70年代の白人ブルース・・・って言う感じで。
ついでに、ブルースハーモニカものや、亜流のサンタナなんかも順番に聴いていった。
おかげでAmazonの支払が怖い・・・。

こうやって聴いてみると、言っちゃあ悪いがブリティッシュ・ブルースギタリストちゅうのは今の私のツボから完全に外れてると再認識した。
特にクラプトンなんかの中途半端さがイカン感じですなあ。
ツェッペリン・ジミーペイジとかのようにブリティッシュハードとして突き抜けたり、アメリカではカントリーと融合してサザンロックとして白人に引き継がれるとまた違った世界が展開しているが、ブルースギターとしてのジョンメイオール、ヤードバーズとかいったブリティッシュ系は臭くてどうしようもない。

個人的にはオーティスラッシュがいいなあ。
ギターも上手くないところがいいし、根性の入ったヴォーカルがこれまたいい。

2011年12月7日水曜日

官僚を国民のために働かせる法 (光文社新書) [新書]




言っていることは以下の通り。

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なぜ私は1年9ヶ月もの間「干され」続けたのか。
霞が関を去った改革派官僚の旗手が満を持して立言する、日本再生の真の処方箋。
官僚たちの多くは「国民のために働く」という本分を忘れて、悲しいことに、自らの生活保障のために省益の拡大ばかりに心を奪われるようになっています。
彼らの利権の巣窟となった霞が関は、「国民のための行政府」たる機能を麻痺させています。
一般のみなさんにはそういう実態を知って、官僚の住む霞が関の「あるべき姿」を見つめ直して欲しいのです。天下りポストの確保に奔走しないで、今こそ「公僕意識」を取り戻せ!
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まず、最初に「日本中枢の崩壊 古賀 茂明 単行本」を読んで、とても面白かったので次に「官僚の責任 (PHP新書) 古賀 茂明 新書」を読んだ。
この時点で、「あれっ?かなり内容的にダブってない?」と感じた。
書いてあることの7割方が同じことを言っていたからだ。
そして今回の「官僚を国民のために働かせる法」。これまた殆ど同じじゃないの!?
これならこの1冊で十分ですよぉ。1粒で3回美味しい思いをしてません?