2009年8月29日土曜日

しがみつかない生き方

しがみつかない生き方
「ふつうの幸せ」を手に入れる10のルール
香山リカ/著
結構ベストセラーに近い売上があるようです。本の帯に「“勝間和代”を目指さない」というのがバーンときていて、これで思わず買ってしまったのは私だけではないはず。
書籍紹介は、以下の通り。
平凡で穏やかに暮らせる「ふつうの幸せ」こそ最大の幸福だと、今、人々はやっと気がついた。
雇用、医療、介護など社会のセーフティネットは重要だけれど、自分の外に求めるだけでは、人生はいつまでも満たされない。
「ふつうの幸せ」を手に入れるには、「私が私が」という自慢競争をやめること。お金、恋愛、子どもにしがみつかないこと。
物事の曖昧さ、ムダ、非効率を楽しむこと。
そして他人の弱さを受け入れること-脱ひとり勝ち時代の生き方のルールを精神科医が提案。

って言う内容です。念のために目次は以下の通りです。

序章 ほしいのは「ふつうの幸せ」
第1章 恋愛にすべてを捧げない
第2章 自慢・自己PRをしない
第3章 すぐに白黒つけない
第4章 老・病・死で落ち込まない
第5章 すぐに水に流さない
第6章 仕事に夢をもとめない
第7章 子どもにしがみつかない
第8章 お金にしがみつかない
第9章 生まれた意味を問わない
第10章 “勝間和代”を目指さない

個人的な結論を言うと、目次のタイトルはまさにピッタンコで琴線に触れ、共感しますが、内容は個人的な思いとか感覚とはかなり違っていました。
この著者は精神科医で、ヒーリングカウンセリングを日々おこなっているせいか、こういった主題に対しての結論は一切書いていないですし、サジェスチョンのような暗示にも踏み込んでいません。
ですので、そういうものを期待すると全く違う、もっとお気楽な読み物的なものですので、肩透かしを食うかもです。

こういう時代というか、生き方というか、これからかなり盛り上がってくる予感があります。
明日は総選挙ですが、濃すぎる性格と得体の知れない語り口の政治家はなんだか胡散臭いですね。

2009年8月21日金曜日

気に入らん! ボルトとブブカ

20日にベルリンで行われた、世界陸上男子200メートル決勝は、
ジャマイカのウサイン・ボルト選手(23)が19秒19の世界新記録で優勝。0.3メートルの向かい風をものともせず驚異のタイムを叩き出し、同100メートルと合わせ「世界新2冠」を達成しました。

いったい、どこまでタイムを縮めるのか。


ただ、今朝のニュースでやっていた200メートル決勝の速報VTRを見ると、どうみてもゴール付近手前から「流している」気がしてなりません。
もちろん、予選では思いっきり手を抜いていて、決勝にパワーを温存してるのは周知の事実だったのですが、明らかにこの決勝でも「流している」・・・と感じるのは私だけだっただろうか?


話は変わりますが、セルゲイ・ブブカというウクライナ出身で「鳥人」といわれ、世界記録を35回更新した選手がいたのは記憶に新しいと思います。
彼は2000年のシドニー五輪後に引退しましたが、6M15cmという記録は10年たった今でも破られていません。

そんな彼は引退後に、「お金のために世界記録を小刻みに更新し続けた。」と公言しています。
ホントかウソか知りませんが、練習中に7Mを跳んだ!という噂まであるそうです。


そして話はウサイン・ボルト選手に戻りますが、200M決勝のあの走りは、やはり「流し」ではないのか?競技そのもので大金を手にすることはできないであろう陸上競技において、この走り方はやはり気に入らん!