2010年1月5日火曜日

日経ビジネスインタビュー  ヤフー井上社長「グーグルがすごいとは思わない。」

グーグルの『すごい』ものは、いずれもグレーゾーン」
井上雅博ヤフー社長が漏らした本音

日経ビジネスのインタビューで興味深いものがありました。

記者の質問:
ヤフーはユーザーに「驚き」を与えられているのでしょうか。例えばグーグルの「ストリートビュー」や「ブックサーチ」では、ユーザーが「すごい」と思ったからこそ、反発も強まったのではないでしょうか。
グーグルと比べて、最近ヤフーは「すごい」サービスを生んでいないように思えます。

ヤフーの井上社長:
僕はすごいとは思わなかったけどね。法律がなければできることはたくさんある。
ルールの中でできることをやろう、と考えると限定される。やっちゃいけないことは、やっちゃいけないんだよ。
グーグルですごいと言われているのは、いずれもグレーゾーンのものではないか。
検索連動広告は米ヤフーの真似だし、ストリートビューはすごいけど一種の「のぞき」。
ブックサーチは著作権無視のコピーだ。YouTubeだって、違法の動画がトラフィックの多くを占めている。
すごいのはすごいけど、そういうことを企業としてやってしまってもいいのか。ヤフーなら絶対に、手前で法務からストップがかかる。

このインタビューに対しての反応は様々だと思う。
例えば、
負け惜しみ&ひがみにしか聞こえない。
世の中やったもの勝ち。
グレーでも押し切れるだけスゴイ。

しかし、かなり一般的な反応としては次のような感じじゃないかなあ?
盗品や偽者市場と化しているヤフオクを是正しようともしないお前が言うなという感じだが、 言ってる事には大いに賛同する。
やったもの勝ちでモラルを崩壊させたGoogleの罪は重い。
確かに最近のGoogleは、創業当時のスピリットと違う方向にどんどん流されているように思えるのは僕だけだろうか?