2011年8月23日火曜日

青森・光星学院高野球部、3人の飲酒発覚 停学処分に


光星学院高校(青森県八戸市)は22日、第93回全国高校野球選手権大会で準優勝した野球部の部員3人が、昨年12月に飲酒をしていたと発表した。
同校の規定で停学になるが、期間は未定。
同校によると、3人は昨年末に帰省した際、それぞれ別に飲酒した。
ブログに飲酒したと書き込んだ部員がいたことから、22日午前に外部から「ネットで(飲酒の事実が)流れている」との指摘が同校に寄せられ、情報を把握したという。
ブログの記述を確認し、部員に聞き取りをすると、3人が飲酒を認めたとしている。
八戸市役所は準優勝をたたえる看板を23日に玄関に設置する予定だったが、中止すると発表した。〔共同〕

どうでもいい様な事件だが、本質的にこの国の根幹にかかわる重要な事件のような気がする。
未成年の飲酒は法律で禁止されている。
禁止されている理由も理解できるし、例外を認めることも影響が大きいことも理解できる。
しかしだ。どう考えてもどうでもいいことを、何も考えずにかどうか知らないが、まるで密告者のようにチクる人達・・・そして、「規則だから」という理由で杓子定規に何らかの処分にあてはめようとする人たち。

人々すべてが、そのこと自体の事柄や意味を考えずに、小役人の集団のようになってしまった日本の社会。
内部統制のような行き過ぎた管理のための管理。
政治家も政治家だが、何かあるとすぐにマスコミスキャンダルになってしまう政局。

おおらかな生き方が出来なくなった日本の社会。
これこそがグローバリズムを必要とされている時代に、日本列島に閉じ籠もってしまっている日本の閉塞感の元凶ではないかと僕は思う。