2011年8月8日月曜日

お盆ってなんだろう?




仏教の行事に由来するもので、先祖の霊を迎え火でお迎えし、送り火でまだお返しするというものだと聞いて育った。
地方によってお盆の日にちが違うようだが、一般的には8月13日から15日の3日間。
うちの実家では、13日にお墓参りをし、ご先祖さんをお迎えし、15日の夜には流し火でお送りすることが行事になっている。
送り火に関しては、精霊流しのように大きなイベントになる地方もあるけど、我が家では私が子供のころまでは、ハスの葉っぱを船に見立てて、その上に少しのお供え物とロウソクを立てて、近所の小川に流したものだった。

京都などでは、いろんなお祭りがあって、季節感は折に触れてかなり楽しめるが、一般的に日本中で共有されている季節感は意外と少なくなっているので大切にしたいものだ。
そのほかには、お彼岸と春祭り・秋祭りくらいになってしまっているなあ・・・。

仏教に限らず、何かの宗教を精神的な主柱にして根差した倫理観・人生観は本当に大切なものだとあらためて思う。
宗教教育を背景にした道徳観の形成が最もシンプルなんだろうとも思う。
宗教観が強過ぎると身動きの取れない宗教戦争にまで発展するが、逆に宗教観のない国民の危うさも大きな問題になりつつある。