2010年5月20日木曜日

親鸞 (上)(単行本) 五木 寛之 (著)

内容紹介(ブックレビュー)
新しき人間・親鸞を描く、渾身の長編小説!混迷と激動の時代を疾走した巨人。
その苦悩は、今の私たちと同じ悩みであり、その決断は現代の闇を貫く。
数々の国民文学を生み出した著者が描く渾身の長編小説! 【講談社創業100周年企画】
愚者か?悪人か?聖者か?地獄は一定と覚悟し、真実を求めて時代の闇を疾走する青春群像。

・・・・というなかなか期待させる宣伝コピーだったのですが、はっきり言って五木寛之にしてはかなりの駄作でした。
深みのないストーリー展開と、簡単に読めてしまう薄い内容とがあいまって、下巻も一緒に買っておかなくて良かった!と安堵しました。
もちろん(下巻)は買いません。
・・・と思っていたら、何と「昨年12月に講談社から刊行の五木寛之のベストセラー小説「親鸞」の上巻全文を、講談社が12日から期間限定でインターネット公開した。特設サイト「shin-ran.jp」でPCからのみ無料で閲覧できる。」

何だか、とっても複雑な心境です。
偶然とは言え、それはないでしょ。