2010年3月5日金曜日

恐竜の絶滅は小惑星の衝突だった!


昨日の新聞に、恐竜とかその他の動植物が約6550万年前(白亜紀末)に絶滅した原因が、小天体の衝突だったことが正式に裏付けられたそうです。
一般には、体が大きくなりすぎて進化の環境適応から外れた・・的なことが言われていて、企業の組織も肥大化して硬直してくることの例えに使われたりしていましたが、違ったんですねえ。今後はこのたとえ話は使えなくなるんでしょうか?

それはともかく、ニュースの詳細としては、以下の通りです。
約6550万年前(白亜紀末)に恐竜をはじめ地球上の多くの生物が絶滅したのは、小天体の衝突が原因だったことが、日本など12カ国の国際研究によって新たに裏付けられた。
5日付の米科学誌「サイエンス」(電子版)に発表した。
「小天体衝突説」が提唱されたのは1980年。91年にメキシコ・ユカタン半島で白亜紀末に形成された「チュルブ・クレーター」(直径180~200キロ)が発見され、有力な説となった。
直径約10キロの小天体が衝突し巨大地震と津波が発生。
粉塵(ふんじん)や火災で太陽光が遮られた結果、多くの動植物が絶滅したと考えられている。
しかし、火山噴火や複数の天体衝突を原因とみる研究者もあり、論争が続いていた。

国際研究では、地質、古生物、地球物理など関係分野の研究者41人が、最新のデータや数値モデルを使って衝突の影響を再検討。
その結果、「小天体の衝突による地球環境の劇的な変化は、それだけで生物の大量絶滅を引き起こすのに十分な規模だった」と、結論づけた。
約350カ所の地質データなどから、衝突起源の物質は地球全体に及び、大量絶滅のタイミングとも一致するとしている。

やっぱり物事が大きく変わる時は、それまでの想像を超える何かの偶発事象とか、何か避けられないものが原因になることが多いんだと思ったりしました。
映画アルマゲドンと全く同じストーリーですが、こんなモノが飛んでくることも当然あり得るから、一体何をどのように準備しようと結局ダメなんでしょうか?・・とは言っても、さすがに小惑星の危険性は、少なくとも今後の数千年くらいはないことは予測計算されてるとは思うけど。
スケールは小さいですが、政治も経済も何が起こるかわからない世の中です。