2010年3月12日金曜日

世界を知る力 (PHP新書) (新書)


世界を知る力(新書)
寺島実朗(著)
以下、書評。
世界同時不況のさなか、日本には民主党新政権が誕生した。
冷戦が終結して20年が過ぎ、長く続いた戦後体制は名実ともに変わろうとしている。
日本と世界は今どこへ向かっているのか?
長く世界潮流を観測してきた著者が、“時空を超える視座”“相関という知”を踏まえて、
“分散型ネットワーク時代”の新たな展望と日本の針路、
いま最も必要とされる「全体知」のあり方を提示する。
米中二極体制をどう考えるか? 極東ロシア、シンガポールの地政学的な意味とは?
グリーン・ニューディールはIT革命を超えるか?
自民党はなぜ大敗したのか? 「友愛」なる概念は日本の未来を拓くのか?

第一章「時空を超える視界――自らの固定観念から脱却するということ」
第二章「相関という知――ネットワークのなかで考える」
第三章「世界潮流を映す日本の戦後――そして、今われわれが立つところ」
第四章「世界を知る力――知を志す覚悟」


日曜日の朝の「サンドーモーニング」にコメンテーターとしてよく出ている人で、
その他にもいろんな経済番組でピントの合った意見をコンパクトにまとめて分かりやすい人です。
タイトルも良かったし、かなり売れ行きも良いみたいなので期待して読みました。
個人的にはかなりがっかりな内容でした。
それほど卓抜な見地でもないし、いわば「当たり前のことを当たり前にコンパクトに本にまとめました」的な内容です。
・・・残念。