ジェフベックは、高校生時代にはまったギタリストではあるけど、特にジェフベックが聴きたくて買った訳ではなく、西海岸の売れっ子フュージョンドラマーのVinnie Colaiutaが参加しているリズムセクションを聞きたかったのが理由です。
先日の来日コンサートの時にバックでドラムを叩いていたVinnie Colaiutaがとても良かったというのを聞いていました。しかし、ジェフベック恐るべし!です。一体このオッさんいくつになるんだろう?60歳くらいにはなっているはず! ややジャズっぽいテイストに変化しながら、現代風なトーンやフレージングにアレンジしているので十分に聴き込める内容になってました。
Cause We've Ended As Lovers
この後ろでドラムを叩いているオッさんがVinnie Colaiutaです。
聴きたかった本命のVinnie Colaiutaがドラム参加しているウエストコースト系バンドで、David Garfield率いるロサンゼルスの超絶技巧集団Karizmaが2000年にヨーロッパ遠征を行なった際のライブも一緒に買いました。
こちらの方は、なかなか手に入らなかったのと、聴いてみると、ここ最近のCDの中では大当たりだったのとで満足度いっぱいです。
ジェフベックと違って正真正銘の最前線トップバンドです。
このオッさん達、いわゆるスタジオミュージシャンと呼ばれる人達です。見た目はさえないのですが、売れっ子歌手のCDなどではかなりの割合で彼らが裏方としてレコーディングしています。いろんな歌手のCDを作成する時、スタジオで手渡される譜面を初見で理解して、次から次へと録音して片付けていくと言う作業は、ある意味で才能のあるミュージシャンであればあるほどかなりストレスの溜まる仕事のような気がします。
そういった彼らが、職業として演奏するのではなく、自分達の好きな音楽をバンドという形で演奏することはそれほど多くないので貴重だし、エキサイティングです。
↓この演奏も、大枠のテーマ(主題のメロディ)だけは事前に決めておいて、その他はほぼ即興で演奏しています。
Vinnie Colaiuta & Karizma - Nothing Personal