2008年8月23日土曜日

「日経プレジデント」特集 プレゼン術/トップの証言



「日経プレジデント8月号」の特集にプレゼン術 トップの証言「なぜこの提案にGOを出したか」がありました。
いまやビジネスを取り巻く仕事は全てプレゼンテーションの連続でこの技術の優劣によってスタートラインに立てるかどうかが決まるとも言えると思います。もちろんスタートしてからが最も重要であることには違いないですが、スタートラインに立つことすら出来なければ何も始まらないことは言うまでもありません。営業、技術とういう区別なく、社内向け顧客向けという区別なく、必須のビジネススキルと言えると思います。

■トヨタ自動車 渡辺社長「A4一枚主義を貫け!」
緻密な数字を積上げたデータをベースに報告するのもいいけれど、明確な論理の組み立てで整理され尽くした提案をして欲しい。

■ソフトバンク 孫社長「1000通り考えろ!」
1000パターンを考えるということは、あらゆる前提条件を想定し様々な展開を考えなければならない。孫社長は、文字の色やグラグの形などの細部まで突っ込んで指摘する為提案者はサンドバッグ状態でボコボコにされるそうです。

■伊藤忠商事 小林社長「目をそらさない覚悟」
プレゼン用の書類なら、今は新入社員でも立派なものをいくらでも作りますから、GOを出すかどうか、書類を見て判断することは殆どなく、その人の情熱とパッションを見る。

その他にもキヤノンの村瀬社長、花王の後藤会長、スズキの鈴木会長などそうそうたる方々の記事が載っていました。いずれも選択する方の立場の人から見た意見ですので、それぞれに視点と考え方は違うのですが、共通して言えるのはプレゼンする方は必至に中身を考え抜いているということです。
顧客に対してのプレゼンなど、対外的なプレゼンに必死になるのは受注競争の突破口ですので当然のように思えますが、社内に対しての様々な企画プレゼンなどでも必死になってやっているんだと思います。社内であっても、新しいサービスの立上げであれば、それは顧客に対してのプレゼンとほぼ同じ意味合いを持ちます。
大企業であれば、優秀な人材の宝庫ですからまずは社内での競争に打ち勝っていくところからのスタートなんでしょうね。

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