2008年6月17日火曜日

パコ・デルシアとカディスの赤い星

「カディスの赤い星」(上下2巻)逢坂 剛
直木賞の受賞作で、読もう読もうと思いながら、なかなか手がのびなかったのですが、気楽にペロッと読める娯楽読みがしたくなり手にしました。予想通り、大衆娯楽小説としては良く出来た傑作です。充分楽しめました。

スペイン内戦時の秘密を軸に、日本とスペインを舞台に展開される、サスペンスにみちた国際冒険小説です。ストリーも良かったのですが、実名で登場する実在のNo1スーパーフラメンコギタリスト「パコ・デルシア」の音がどうしても聞きたくなってCDを買いました。

Mediterranean Sundance Friday Night in SanFrancisco

パコ・デルシア、アル・ディメオラ、ジョンマクラフリンの超絶技巧ギタリスト3人によるライブ盤。それぞれのアーチストのアルバムは、それぞれ数枚ずつ持っているのですが、この3人が行なうセッションの緊張感は半端じゃないです。
http://jp.youtube.com/watch?v=HEZrB_FDw4c

アル・ディメオラなら
アルゼンチンのタンゴの巨匠=アストロピアソラのナンバーをカバーしたこれもグッときます。
http://jp.youtube.com/watch?v=yhJbIN9FoVI

じゃあ、ジョンマクラフリンだと何だろう?
インド音楽に傾倒していたこの時代あたりでしょうか?(ちょっとオタク入り過ぎてますね)
http://jp.youtube.com/watch?v=3AzovMu-2LY&feature=related

しかし、これが来ると、(思いっきり外れますが、)
インド音楽シタールの巨匠ラヴィ・シャンカールは外せないでしょう。
http://jp.youtube.com/watch?v=4JjrWxun46M

また、パコ・デルシアに戻ると、フラメンコの情熱なら↓こんなところかな?
http://jp.youtube.com/watch?v=RYkz30RL_GU

こうやってみると、インドもアルゼンチンもスペインもワールドミュージックと言う観点で
偏見なく聴くと、ほぼ同じパッションを共有しているのが興味深いです。

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