2011年3月7日月曜日

男性不起訴:私物の財布だったのに 「泥棒」と叫ばれ逮捕


毎日新部ニュースにこんなのが出ていた。

 三重県四日市市のスーパーで04年2月、女性に「泥棒」と叫ばれ、窃盗未遂容疑で民間人に現行犯逮捕されて翌日死亡した同市内の男性(当時68歳)について、津地検は4日、女性と男性がもみあって奪い合っていたのは男性の財布だったことを明らかにした。
津地検四日市支部は同日、時効により男性を不起訴処分とした。
男性の妻(70)の代理人の成田清弁護士は「財布が男性の物ということは窃盗未遂自体が成立しない。
事件はなかった」と話した。

この事件、整理すると。
68歳のじいちゃんが、ATMで現金をおろそうとしていたら、おねえちゃんに「ドロボー」と叫ばれて、もみ合いになっていたところに、身長181センチ、体重94キロの巨体の警察が駆けつけて、このじいちゃんの上に馬乗りになって、それが原因の高血圧心不全で翌日に亡くなった。
・・・がその財布は後で調べるとおじいちゃんのモノだった。
しかも、そのおねえちゃんは消えていて、いまだに行方が分からない。


・・・う~ん。
確かに世の中は不条理に満ち溢れている。
そもそも「これからのJustice」の話をする前に、恐ろしく不完全なレベルですら平等な人権そのものが存在しないという前提に立つべきなのだ。