2008年9月6日土曜日

北京オリンピックの閉会式で見たJimmy PageとアンプラグドなJackson Browne

北京オリンピックの閉会式で70年代のハードRockの金字塔を打ちたてた伝説のRockバンド「Led Zeppelin」のギタリスト「Jimmy Page」がまだまだ若い姿を見せていました。
Erick Clapton, Jeff beckと並んで3大ギタリストと言われていたけど、・・・やはりもう終わっている。と感じるのは僕だけじゃなかっただろう。
今のミュージックシーンでさすがにハードRock的アプローチはかなり退屈な音にしか聞こえなかった。
「みんなノッてるかい?エンジン全開で行こうぜ!」と言われても、かなり引けてしまいます。
当時ティーンエイジャーだった僕をあれほど圧倒的に熱狂させたのに・・・、逆に不思議なことに、当時はそれ程響かなかったけど、それから30年経ったこの歳になってググッと強くひき付けられるミュージシャンもいます。
当時からかなりアコースティックなアプローチをしていた「Jackson Browne」「Neil Young」「James Taylor」など。当時のLPレコードがCD化されているので、今さらながらコレクションしたりしてます。そして彼らに共通しているのが、今でも現役で頑張っていることと、下手に新しいテイストを取り入れて今風のサウンドに迎合して音を作ろうとせずに、全く逆のアプローチで、当時の曲をアンプラグドによるさらにアコースティックなサウンドで取組んでいるところです。
これは一体どういうことだろう?当時は聴き流していたサウンドが、今はこれほどまでに迫ってくるのはどうして?
多分、今の社会を取り巻く環境の変化が当時以上にこういったサウンドを要望しているような気がします。「ノスタルジー」というのとも違って、どちらかというと「原点回帰」的にもう一度本来あるべきものに素直に耳を傾けてみようというメッセージをみんなが潜在的に求めているのかも・・・。

↓録画自体は、それ程新しくないですが、Jackson Browneです。 今もまだ、こういうアプローチを続けています。
http://jp.youtube.com/watch?v=UHoWsrECE6w

↓これは更に若い時のNeil Young
http://jp.youtube.com/watch?v=FxGcAm0EkTU

↓これは当時のJames Taylor
http://jp.youtube.com/watch?v=7vY1peG8gHQ

当時も良かったと言えば良かったけど、現代とのコントラストの中で聴くこのメッセージにはインパクトがあります。
喧騒の時代を通り過ぎたところで求められている音楽と、これから喧騒の時代を迎えようとしている国が求めている音楽とは違うのか?というところまで言うと言い過ぎですかねえ?

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