2010年7月8日木曜日

おそるべし!レジのおねえちゃん。

駅前のドラッグストアで「耳ねん棒」を買った。
普通の綿棒と違って、耳ねん棒には粘着物が塗布されているので、耳掃除がきれいにできるのだ。

60本入り1箱をレジに持って行くとその値段が398円だった。財布からお金を出そうとすると、コインは100円玉が3枚と十円玉が4枚と1円玉が5枚しかなかった。ここから良く考えてほしい。
何の迷いもなく、とりあえず1000円札を出して、そのあとで10円玉4枚と1円玉3枚を出した。財布の中のコインは100円玉が3枚と2枚の1円玉だけになった。

するとレジのおねえちゃんがすかさず「あと10円ありませんか?」と聞いてきた。一瞬、頭の中がパニクった。あと10円?・・・・。うまく計算できない!
なので、「すみません。もう2円しかないんです。」と僕。
すると「じゃあ40円返しておきますね。」とおねえちゃん。
・・・・ん?。もう完全にパニックった。
もう訳分からんけど、多分とりあえず自信に満ちたおねえちゃんの顔を見るときっと僕の出し方がまずかったのだろうということが推測できる。
ちょっと悔しかったので「あっ、そうですか。そんなに変わらないような気がするけど・・。」と口をついて出てしまった。
「はい。お釣り605円です。」お釣りを差し出すその一瞬、おねえちゃんの瞳がキラッを光ったのを僕は見逃さなかった。

お店を出た後でゆっくりと頭の中で計算してみた。
あのまま1043円を渡していたら、お釣りは645円なのだ。結局、僕の財布に残るお金は当然のことながら同じなのだが、40円が出て行って、そのまま40円が返ってくることになるのだ。
つまり、意味もなく40円が僕の財布から出て行き、レジの中に入り、レジの中から別の40円が返ってくることになっていた。
更に、僕がもう10円多く1053円渡していたら、お釣りは655円となり、なんともスッキリしたコイン4枚だったのだ。

そんな計算を瞬時に計算するなんて。
おねえちゃんスゴ過ぎる!・・・違う?