2010年10月9日土曜日


根岸英一・米パデュー大特別教授(75)と鈴木章・北海道大名誉教授(80)がノーベル化学賞の栄誉に輝いた。
08年に小林誠博士、益川敏英博士(物理学賞)、下村脩博士(化学賞)の3人が受賞したのに続き、日本人受賞者は、これで17人になった。
※米国籍に移った南部陽一郎博士を含むと18人。

2人の先生方をテレビで拝見していると、やはり流石に大学の名誉教授からなのか、品格というか人品というか、人間そのものが持つ品性が溢れています。
おととしの益川博士は、ちょっと例外かな?
こういった先生方は、悪く言うと世間知らずで屁理屈をこねる学者さん的なタイプの人たちを想像しがちですが、この世代の人たちになるとそれもどうも違うようです。
この年代の人たちの人格・品格のレベルは高かったんだと思います。
世代によるカラーの違いというのは結構はっきりとあります。

ところで、私は団塊の世代の異質さにとても興味を持っています。
団塊の世代の定義は、Wikipediaでは次の通りです。

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団塊の世代(だんかいのせだい)とは、第二次世界大戦直後の日本において、1947年から1949年までのベビーブームに生まれた世代である。
戦後第一次ベビーブーム世代とも呼ばれる。
第二次世界大戦後の日本の歩みと人生を共にしており、またその特異な人口構成ゆえに、良くも悪くも日本社会の形成に大きな影響を及ぼしている世代である。
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1945年の第二次世界大戦後に生まれた彼らの親の世代は、
多分1920年前後の生まれのはずです。戦争をまっただ中で経験して参加した世代。
その人たちが終戦を迎えて、「産めよ!増やせよ!」で子供を産んでベビーブーマーとなる。
更に、彼らの子供たちが1970年から1975年前後の40歳から45歳の世代です。

まとめると、
■ベビーブーマー団塊の世代の系譜
団塊の世代:61歳から63歳(1947年から1949年生まれ)
子供たち:40歳から45歳前後(だいたい1970年から1975年生まれ)
更に孫たちは:15歳から20歳前後

私の経験から言って、
「団塊の世代(61歳から63歳)」そのものの人。
「団塊の世代」の子供(40歳から45歳前後)
「団塊の世代」の孫(15歳から20歳前後)
これに当てはまる人は、かなりユニークな発想をします。しかも、本人たちは気付いていないことがほとんど。
多分、終戦直後の動乱期に生まれ、異常な状況の中で成人したことも影響していると思う。
子供の世代、孫の世代に関しては、年齢ではなく「団塊の世代」の子供、もしくは孫どうか?です。
まさに「良くも悪くも日本社会の形成に大きな影響を及ぼしている世代」。