2009年12月31日木曜日

パジャマで観えるシネマコンプレックスが閉館!最後に「アバター」


パジャマで家を出て、殆ど誰にも見られずに観ることが出来る映画館だったのにここのところあまりにも人がいなさ過ぎるよな~と思っていたら、残念ながら閉館!
自宅のドアを出る⇒駐車場に行く⇒映画館ビルの地下駐車場に停める⇒エレベータで映画館階に上がる⇒自動発券機でチケットを受け取る⇒席に座る⇒観る!このパターンがなくなると思うと寂しくて、思わず「アバター」を観に行って来ました。
3Dじゃないけれど、感想から言うと、期待していなかっただけにかなり大満足。ジェームズ・キャメロン監督なのでヘボくはなりようがないとは思ったけど、この圧倒的な3D/CGの表現力は一体どういうことだろうと感心してしまう。
ここまでのリアリティーを持つ完成度が実現できるのであれば、これからの映画は新しいステージに移行していくんだろうなあと確認できる。
例えば、「アラビアのロレンス」や「ベンハー」や「十戒」・・・があの大スペクトラルを撮影する為にどれだけのコストをかけたのか?実写じゃないとあのリアリティを出せない為にCGに流れなかったのに・・・
地球人の主人公は戦争で負傷して下半身不随になった海兵隊員の設定なんだけど、そのこと自体はストーリー上あまり意味を持たないにもかかわらずその設定にしていることが、この映画の中にある種の色彩を添えているように思う。

2009年12月25日金曜日

生物と無生物のあいだ (講談社現代新書) (新書)

先日出会ったCAD会社の社長さんがご自身のメールの署名に「"社長"の絵日記というブログを公開してます」と書いているのを見て、やっぱりブログ再開せなあかんな!・・・・・と。

ただ、あまり公にプライベートを語るのはやっぱり性に合わないので、以前のままで。



で、さっそく、以前少しだけ読んでいて、続きを先日読み終えた本です。第一回科学ジャーナリスト賞受賞とか、サントリーの何とか賞とかとっています。結構評価されている本です。


生命とは何か。 何が生物と無生物を分けるのか。 この本には、これらの問いに対して、分子生物学者としての著者の意見が書かれていますが、単に分子生物学的な観点だけではなく、著者の科学者としての回顧録的な内容を同時に盛り込んだ上に、文章表現も文学的に練り直しているところが、ブックカバーにもあるとおり「極上の科学ミステリー」になっています。

結果的にもっと科学的内容を突き詰めて読みたい読者には不評で、逆に僕のような素人読者にとっては本当に面白いと思えてしまうところが賛否の評価が分かれる理由だと思いました。


さて内容ですが、 大いなる時間の流れの中で、エントロピーの増大に抗うように秩序を形作ること、それこそが生物を生物たらしめ、そのダイナミズムの中に生命の息吹を見る。

これが、本書における著者の答えです。
人体を構成するすべての分子は流動的で、食事をしたそばから新たな分子と入れ替わっていっていて、数ヶ月間会っていない友人に再会した時、そのすべての分子は前に会ったときとは別のものへと置き換わっている。

つまり、分子生物学的には、彼は”別人”という事になるといった表現は素人読者にはタマらん!
事実は小説よりも美しい。 生命の縁に立ち、ミクロの世界で巻き起こる事実を目の当たりにすることは、感動以外の何物でもないと思うし、生きるとは何かを考え直すきっかけを作ってくれるような内容になっています。


この本を読んでいる時に同時に「NHK/BS」で「世紀の難問、リーマン関数に挑んだ数学者たち」という番組が放映されていました。

この番組の主題は、純粋に数学的な問題とされている素数の配置についても、宇宙の原理原則と密接に結びついたある種の法則に則っていて、その法則は生物の誕生や営みにも本質的に関係しているという内容でした。

これに関してもは別途違う本を読んでみたいなあと思っています。

2009年9月5日土曜日

社員のモチベーションは上げるな! (単行本)    宋 文洲 (著)

こういう逆説的な本が最近結構多いです。
内容については多くはコメントしませんが、以下のようなチャプターが面白かったです。

「モチベーションを連発する会社ほどダメになる=業績が悪い」

「楽しい職場は仕事への本質的なモチベーションを下げる」  

『怒るな、叱れ』は大間違い」

「部下をほめてはいけない」  

「わかっていない『商品企画部』が売れないものを量産する」  

「指示を出せない上司は、仕事ができない証拠」  

「ダメな上司ほど、サービス残業をさせる」  

「精神論で押し切る会社は、末期状態!」  

「面接で研修制度について質問する人は採用してはいけない!」  

「『能率』と『効率』は似て非なるもの!」  

「屈辱を味わうと、根性が身につく」  

「努力している“つもり”が一番タチが悪い」  

「悪平等が蔓延している」



簡単に言うと、社員が抱く「意欲」と客観的な結果である「業績」の関係について述べた本です。次の四点がポイントで様々な例証を挙げています。

第一に、日本企業の経営者や管理職は、社員の主観的な「意欲」を上げようと様々な試みをしているが、結果である「業績」と結び付いていないこと。

第二に、社員の側も会社にモチベーションを上げてほしいと期待している場合が多いが、それが結果である「業績」と結び付かないこと。
第三に、真の「意欲」は「渇き」や「飢え」、「屈辱感」などによっておのずと湧き上がってくるものであって、会社や管理職が左右できるものではないこと。

第四に、経営者や管理職が社員の主観的な「意欲」を重視すると、弊害がきわめて大きいこと。


例えば、面接で研修制度について質問する人というのは、恋愛の感情を抱いている相手方に向かって「あなた、どうやって私を愛してくれますか?
何をプレゼントしてくれますか?」と尋ねるようなものだから、雇ってはならない

とか、

ブティックなどで「とてもよくお似合いですよ」とお客をほめるのは商品を買ってほしい以上営業トークとして不可欠だが、
社員(部下)を日常的にほめるとほめられるのに慣れてしまってほめてくれないと仕事をしなくなるので毒になる、などの類です。


ほめてほめてやる気を出させよう的なムードの本が多かった今まですが、
普通に考えて、そんな甘いことを言っているのは日本だけなんだとハッとしました。

2009年8月29日土曜日

しがみつかない生き方

しがみつかない生き方
「ふつうの幸せ」を手に入れる10のルール
香山リカ/著
結構ベストセラーに近い売上があるようです。本の帯に「“勝間和代”を目指さない」というのがバーンときていて、これで思わず買ってしまったのは私だけではないはず。
書籍紹介は、以下の通り。
平凡で穏やかに暮らせる「ふつうの幸せ」こそ最大の幸福だと、今、人々はやっと気がついた。
雇用、医療、介護など社会のセーフティネットは重要だけれど、自分の外に求めるだけでは、人生はいつまでも満たされない。
「ふつうの幸せ」を手に入れるには、「私が私が」という自慢競争をやめること。お金、恋愛、子どもにしがみつかないこと。
物事の曖昧さ、ムダ、非効率を楽しむこと。
そして他人の弱さを受け入れること-脱ひとり勝ち時代の生き方のルールを精神科医が提案。

って言う内容です。念のために目次は以下の通りです。

序章 ほしいのは「ふつうの幸せ」
第1章 恋愛にすべてを捧げない
第2章 自慢・自己PRをしない
第3章 すぐに白黒つけない
第4章 老・病・死で落ち込まない
第5章 すぐに水に流さない
第6章 仕事に夢をもとめない
第7章 子どもにしがみつかない
第8章 お金にしがみつかない
第9章 生まれた意味を問わない
第10章 “勝間和代”を目指さない

個人的な結論を言うと、目次のタイトルはまさにピッタンコで琴線に触れ、共感しますが、内容は個人的な思いとか感覚とはかなり違っていました。
この著者は精神科医で、ヒーリングカウンセリングを日々おこなっているせいか、こういった主題に対しての結論は一切書いていないですし、サジェスチョンのような暗示にも踏み込んでいません。
ですので、そういうものを期待すると全く違う、もっとお気楽な読み物的なものですので、肩透かしを食うかもです。

こういう時代というか、生き方というか、これからかなり盛り上がってくる予感があります。
明日は総選挙ですが、濃すぎる性格と得体の知れない語り口の政治家はなんだか胡散臭いですね。

2009年8月21日金曜日

気に入らん! ボルトとブブカ

20日にベルリンで行われた、世界陸上男子200メートル決勝は、
ジャマイカのウサイン・ボルト選手(23)が19秒19の世界新記録で優勝。0.3メートルの向かい風をものともせず驚異のタイムを叩き出し、同100メートルと合わせ「世界新2冠」を達成しました。

いったい、どこまでタイムを縮めるのか。


ただ、今朝のニュースでやっていた200メートル決勝の速報VTRを見ると、どうみてもゴール付近手前から「流している」気がしてなりません。
もちろん、予選では思いっきり手を抜いていて、決勝にパワーを温存してるのは周知の事実だったのですが、明らかにこの決勝でも「流している」・・・と感じるのは私だけだっただろうか?


話は変わりますが、セルゲイ・ブブカというウクライナ出身で「鳥人」といわれ、世界記録を35回更新した選手がいたのは記憶に新しいと思います。
彼は2000年のシドニー五輪後に引退しましたが、6M15cmという記録は10年たった今でも破られていません。

そんな彼は引退後に、「お金のために世界記録を小刻みに更新し続けた。」と公言しています。
ホントかウソか知りませんが、練習中に7Mを跳んだ!という噂まであるそうです。


そして話はウサイン・ボルト選手に戻りますが、200M決勝のあの走りは、やはり「流し」ではないのか?競技そのもので大金を手にすることはできないであろう陸上競技において、この走り方はやはり気に入らん!

2009年7月31日金曜日

自民党のマニフェスト自己評価

いよいよ総選挙が迫って、各党それぞれのマニフェストが出揃ってきた。

どの党のマニフェストも、まだ読んではいないのですが、自民党に限って言えば、前回4年前に国民に約束したはずのマニフェストに対しての結果報告というか、総括としての自己評価は何らかの形で出してくる責任はごくごく普通に考えて絶対にあるよなあ~と思っていました。


ということで、(あたり前と言えばあたり前だが)昨日その結果が報告されたようです。当然のように自己批判を予想していました。「国民の皆さん、申し訳ございませんでした。次のマニフェストこそは頑張ってやり遂げます!」的なものです。
しかし、何と!(私は予想すらしていませんでしたが、)かなりの項目で目標達成という高い自己評価を報告したそうです。やっぱりアカンな、このおっさん達。

一般ピープルの予想を楽勝で飛び越えていくその能力はスゴイ!


それに対して、民主党の岡田克也幹事長の定例会見はかなりお見事でした。

自民党が2005年の衆院選で掲げたマニフェスト(政権公約)の達成度で高い自己評価を下したことについて「マニフェストの項目を7、8割実現した!と豪語して、国民生活がこの現状ということであれば、それはそもそも(マニフェストが)最初からおかしかったということになる」と自民党の対応を厳しく批判。

また同時に、自民党のマニフェストについて「ざっと中身をみると、マニフェストというのは4年間の任期の中でやるというものであるにもかかわらず、ずいぶん先の話、国会議員の定数3割削減を10年後とか、これは果たしてマニフェストなのかというものが非常に多い」と冷ややかな見方をした。

ということだそうです。おっしゃる通りですね。


個人的に特に民主党に肩入れするつもりは全くないのですが、民主党のマニフェストに対して、大盤振る舞いポピュリズムだと批判する自民党ですが、確かにご指摘の通り、これは迎合し過ぎかな?と首を傾げたくなる内容ではありますが、そのことを自民党が指摘すること自体がどうなんだろう?と思ってしまう。

なぜなら、このような状況を作り出したのは政権与党であった自民党なんだし、民主党はまだ一度も自分達で政権運営の舵取りをやっていないのだから・・・。

2009年7月24日金曜日

米朝が言葉の場外乱闘!

北朝鮮外務省報道官が

クリントン国務長官は「知性が感じられない」などと発言したことに対し、「愚劣なのは、国民を養うに足る食べ物よりもミサイルの生産を選んでいる北朝鮮政府だ。北朝鮮政府が選んだ道こそ知性がない」と反論したそうです。

ことのきっかけは、クリントン長官が20日、米テレビの報道番組で、北朝鮮を「小さい子供」や「手に負えない若者」になぞらえて、「相手にしてはいけない」と突き放したことが原因で、
それに対して北朝鮮は23日、クリントン長官を「小学生」「市場を歩き回るおばあさん」などと呼んで非難し、また同時に、、「米国の敵視政策と核の脅威に対処して必要な措置を講じているだけ」、「米国が先頭に立って無駄な騒動を起こしている」、「誤った言動には当然の代価が伴う」と反論。
そして、それに対しての再度のクリントン長官からのメッセージが冒頭の「愚劣なのは~」につながったようです。

まさに子供の喧嘩の場外乱闘ですね。北朝鮮に核放棄を迫る6か国協議が完全に停滞する中でこんなレベルのやり取りをしている国家であっても核保有国であることに背筋が凍ります。